このサミットについて

 健全教会の8つの要素は、リーダーシップ、霊の賜物、機能的組織、霊性、礼拝、小グループ、伝道、愛の関係です。このうち特にリーダーシップはセブンスデー・アドベンチスト教会では一番弱い部分として指摘されていますし、他教派でもそれほど重要視されてこなかった分野です。

 『勇気あるリーダーシップ』(福音社発行)によれば、教会の活力は立地条件、理想的な施設、素晴らしい説教ではなく、「指導」の霊の賜物を持ち、それを有効に活用している人たちによって導かれているかにかかっています。リーダーたちは、謙虚に祈り、教会員がみな豊かに実を結べるようなビジョンや戦略、インスピレーションを与えます。また、教会の全体像を捉え、教会員が持っているそれぞれの賜物を効果的に使って奉仕できるように、その場所を与え、組織も考えます。こうしてリーダーが自分に与えられている「指導」の賜物に気づき、それを育て、神様にその賜物を捧げ、最大限に用いているなら、その教会は発展していくのです。つまり、教会がその力を最大限に発揮するのは、「指導」の賜物を与えられているリーダーにかかっていると言っても過言ではないのです。

 このたび、この「指導」の賜物について、共に考え、共に育てる機会が与えられます。セブンスデー・アドベンチスト教会は、自分たちだけでなく、他教派とも協力して超教派でリーダーシップを考えるグローバル・リーダーシップ・サミット実行委員会を設立しました。このサミットは、アメリカで始まり、昨年までにヨーロッパやアジアなど世界の30数か国で開催された実績があるものです。その内容は、世界的に著名なリーダーの方々のリーダーシップに関する講演で、具体的な技術論にとどまらず、精神面、霊性まで幅広い範囲がカバーされたものです。ちなみに、アメリカで昨年持たれたプログラムによると、カーター元大統領、パウエル元国務長官(元統合参謀本部議長)、フィオリーナ前ヒューレット・パッカード・カンパニーCEO(最高経営責任者)など、日本でもよく知られている方が話されています。

 参加者は彼らの講演によって啓発させられます。リーダーとしてどうあるべきか、何を第1に考えるべきかを、クリスチャンの視点から考え直すのです。ここが企業などが主催するリーダーシップセミナーとの大きな違いです。教会の成長、発展のために神様が何を求めておられるのか、どうあることが神様がみこころにかなうことなのかを祈りのうちに考えるのです。創造的な礼拝はどうあるべきか、効果的な伝道方法は何か、教会員が喜びのうちに奉仕をするだけでなく、その信仰が新たにされるには何が欠けているかなど、考えなければならないことは無数にあります。

 講演の中心はあくまでも神様です。神様から知恵や力をいただくのです。エレン・ホワイトは次のように言いました。「神の民は信仰をもってただ祈るだけでなく、勤勉と先見の明をもって働かなければならない」(『国と指導者』下巻235ページ、『希望への光』621ページ)。「人の力でできることには、神の力は呼び求められない。……神は人を強め、彼が自分に与えられている才能と能力とを用いるとき、その人と協力される」(『各時代の希望』中巻351ページ、『希望への光』952ページ)。

 今回、このサミットが初めて下記の通り日本でも開催されることになりました。初めての試みなので、とまどうことも多いのですが、協力してくださる教会もあり、準備は着実に進んでいます。400名以上の参加者を目標として、毎月のように関係者は集まり、細かな打ち合わせをしています。どうぞご期待ください。なお、今回の開催は、DVDでの講演(日本語の字幕付き)となっています。

 各教会には後日、プログラムの内容のみならず、申し込み方法や参加費用などの詳細をお知らせいたします。どうぞ今から計画に加えていただき、ふるってご参加ください。各教会から一人や二人の代表が参加するのではなく、グループでの参加をお待ちしています。

(グローバル・リーダーシップ・サミット実行委員 宮本)
アドベンチスト・ライフ誌2008年4月号より

このサミットについての詳しい情報は

グローバル・リーダーシップ・サミットの公式ホームページをご覧ください。