リテンション・プロジェクト

北アジア太平洋支部(以下NSD)の企画で、2012年から2015年までの3年間、リテンション・プロジェクト(詳細はインタビューの中で説明)が10のモデル教会で行われることになります。この企画についてNSDの安息日学校・信徒伝道部長の福井輝先生にインタビューしました。


山地:リテンションという言葉はあまり聞きなれない言葉ですが、どういう意味があるのですか。

福井:リテンションという英語は保留、保持、維持といった意味がありますが、リテンション・プロジェクトでは、バプテスマを受けて新しく信者になられた方々が教会の中に保持され、定着することをさしています。具体的に何をもって定着したと言うかについては、安息日の礼拝に出席し続けるようになることを定着したことの目安にします。ですから、リテンション・プロジェクトを日本語で言えば、新しい信者の教会定着率向上あるいは礼拝出席率向上への取り組み、ということになるでしょうか。

山地:なるほど。「新信徒定着率向上計画」ということですね。それにしても、そもそもなぜこのリテンション・プロジェクトを始めようと考えたのですか。

福井:実は、問題となっている1つの背景があります。NSDでは毎年約2万人のバプテスマがあります。しかし、残念なことに、そのうち約60%の方々がバプテスマから1年以内に教会を去っています。ですから、NSDとしてこの点を何とかしていきたいと考え、取り組もうと考えました。

山地:とても大きな、難しい課題ですよね。具体的にはどのようなことをするのですか。

福井:そうですね。各教会もこれまでずっと取り組んでいるのに、なかなかうまくできてこなかったことを、NSDの掛け声でやればできるようになるとは考えていません。この働きを可能にするのは聖霊の力だけです。聖霊が働いて下さり、リバイバルと改革が起こるときに、はじめて可能になります。ですから皆さんにまず求めていただきたいのは、リバイバルと聖霊の降下です。そのうえで、取り組んでいただくよう訴えたい2つのことがあります。1つは、新しく信者になった方と教会員の間の関係作りです。そして2つ目は、小グループの活性化です。

山地:それぞれについてもう少し詳しく教えていただけますか。

福井:最初にあげた関係作りのきっかけとして教会新聞の発行をお願いしたいと思っています。これは牧師主導のもとに毎週発行するもので、新しく信者になった方の必要を考えた内容となります。忙しい牧師にあまり負担をかけないために、記事の内容となる材料の大半をNSDが提供するように計画しています。デボーションの記事、そして、聖書研究の材料として28の基礎教理をわかりやすく学べる記事を提供します。各教会の牧師は、それに、自分のあいさつと、教会内の連絡事項などを加えれば、教会新聞が出来上がるようになっています。また、教会によっては自由にその他の記事を加えてもかまいません。

山地:教会新聞を作った経験がない牧師も多いと思うのですが、そういう場合はどうすればいいのでしょうか。

福井:このプロジェクトには牧師以外にも何人かの教会員にも関わっていただくことになります。教会員の中からこのプロジェクトの担当者となる、コーディネーターを選んでいただきます。コーディネーターはこのプロジェクトが成功するように、牧師を助けながら一緒に中心的な役割をはたします。この方に教会新聞作成の作業を協力していただければいいですね。それから、できた教会新聞を新しく信者になった方にお渡しするために、お世話係の方を選んでいただきます。このお世話係の方が、出来上がった教会新聞を毎週、ご本人に直接手渡しでお届けします。その時に、ただ渡すだけでなく、一言二言声をかけていただいて、個人的に関心を示していただきたいのです。

山地:どのぐらいの期間、教会新聞を渡すのですか。

福井:バプテスマを受けた次の週から1年間、毎週渡していただきます。そして、この教会新聞を届ける1年間の間に、新しく信者になった方に、小グループに入ることをお勧めしていきます。

山地:小グループのリーダーを訓練して養成していく必要がありますね。

福井:そうなんです。そのために、2008年の全日本大会のときにジョニー・ウォン長老が紹介された「いきいき弟子講座」(このホームページからダウンロード可)をぜひ活用していただきたいのです。ジョニー・ウォン長老の教会ではこの「いきいき弟子講座」を活用してケア・グループのリーダーを訓練していて、93%以上という高い信徒定着率を達成しています。今年は、リテンション・プロジェクトのための訓練セミナーの講師として、ジョニー・ウォン長老に日本に来ていただくことにしています。

山地:その訓練セミナーには誰でも参加できるのですか。

福井:このプロジェクトはNSDの企画で始めるものですので、今回は教団教区が選んだ10のモデル教会からの代表者1名を対象としたセミナーとなります。セミナーの費用は主にNSDが負担しますが、一部それぞれの教会に負担していただく部分があります。また、モデル教会以外の方でも、この訓練セミナーに参加することができますが、宿泊費、食費、交通費は自己負担となります。詳しいことは、山地宏先生にお問い合わせください。

山地:10のモデル教会以外の教会でも取り組んでいただきたいプロジェクトですので、できるだけ多くの方々にも参加していただけるといいですね。それでは、最後にこのプロジェクトによってNSDとしてはどのような結果を期待しているのかお聞きしたいと思います。

福井:具体的には10のモデル教会においてこの3年間で、新しい信者の定着率が10%~20%上がることを期待しています。しかし、究極的な目標は、教会員の成長と教会全体の活性化をもたらすこのプロジェクトによって、福音宣教の働きが推進されることです。モデル教会だけでなく、全国の教会員1人ひとりがキリストの証人として喜んで出て行き、キリスト御再臨の前に、福音を伝える働きが自分の住んでいる周りから日本の隅々にまで、未だかつてなかったほどに推進されるようになることが、このプロジェクトが最終的に目指す姿です。日本の教会のためにお祈りしています。

山地:今日はどうもありがとうございました。

リテンションプラス

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RETENTION Plus(リテンション・プラス)は、4つのR(リテンション、リクラメーション、リバイバルとリフォメーション)に関する記事やニュースを通して支部内の各教会のために、リテンション・プロジェクト・コーディネーターや牧師たちを力づけることを目指しています。間近なイエスの再臨に対して教会員を備えをさせ、具体的な行動へかきたてるよう、読者を目覚めさせ励ますことを願っています。

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リテンション・プロジェクト研修会2012

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