第5課 松本裕喜

2016年 第2期 マタイによる福音書

第5課  目に見える戦い、見えない戦い

松本裕喜

今週のテーマ
 私たちの目に見えないところでは、私たちの永遠の命に影響を与える勢力が存在していると聖書は教えています。

日曜日 マタイ11:11、12
 マタイ11:11-12は理解しにくい聖句です。この箇所に限らず、聖書には理解しにくい言葉がたくさんありますが、エレンホワイトによれば「人の知力が弱く見解が狭いこと」が問題だと指摘しています。
 「神は聖書の中に聖書が神よりのものである証拠を十分与えておいでになるのですから、神の摂理をことごとく了解できないからといってみ言葉を疑ってはなりません。」(キリストへの道161頁)

月曜日 闇の前線   火曜日 「闘争世界観」
 マタイ11:12の解釈について多くの人が研究を重ねてきましたが、ガイドで採用している解釈からも、善と悪との大争闘があるのだという理解を得ることができます。それはすべての人が関係しており、日々体験していることです。
 大争闘について聖書が何と教えているか、問3の聖句を開いて確認しましょう。これらの聖句が教えていることは、私たちの生活でどのように現実化していますか。

水曜日 闘いが激しくなるとき
 大争闘が特に激しく感じられる時は、私たちが時に経験する困難の最中でしょう。「今、私はこんなに苦しい状況に置かれているが、このままイエスを信じ続けてもいいのだろうか」という問いがあります。私たちは、自分が苦しんでいるという事実に対しての答えを求めています。
 「バプテスマのヨハネ自身の克己の生活の原則は、メシヤの王国の原則であった。ヨハネは、そうしたことのすべてが、イスラエルの指導者たちの原則や望みとまったく異なったものであることを知っていた。(中略)救い主の使命は、彼らの憎しみと避難とを招くにすぎないことを、ヨハネは知った。ヨハネは、先駆者として、キリストが自ら最後の一滴まで飲みほされなければならないさかずきから飲んでいたにすぎなかった。」(各時代の希望上巻270-271頁、希望への光776頁)
 イエスの使命は、私たちが今経験している苦しみから力を持って救い出すことではなく、私たちを苦しめる根本的な問題である罪から私たちを救い出すことです。もちろん、私たちは今経験している苦しみからの解放を期待して祈り求めますが、そこに集中するあまり、いつしかイエスの十字架による罪からの救いの素晴らしさに、目を向けることがなくなってしまいます。

木曜日 勝目のない戦い  金曜日 さらなる研究
 大争闘は、既に勝敗が決まっている戦いです。それはキリストが勝利を収められたから、私たちは「イエスによって保証された勝利の約束を自分のものとして求めることによって」自分の日々の選択によって自分のものとして受け取ることができます。