第8課 青年用:藤田佳大

2016年 第2期 マタイによる福音書

第8課 ペトロと岩

青年用:藤田佳大

今週のポイント
① キリストとペトロとの関係を通して、私たちがいかに、岩なるキリストを土台とすることが
 大切かということを学びます。
② ペトロは、キリストの「わたしを何者だと言うのか」という問いに対して、「あなたはメシ
 ア、神の子です」とキリストに対する信仰を告白しました。キリストは、私たちの救い主とし
 てこの地上に来られました。この大きな恵みの特権に預かるための条件はただ一つ、「求め
 る」ことです。これこそ、岩なるキリストを土台とした生き方です。(マタイ7:24~29)
③ 岩なるキリスト(コリントI 10:4)を土台とするためには、捨てなければならないものも
 あります。捨てなければならないことは辛いことですが、自分が一番求めているものを追求す
 ることが、キリストを土台として生きることではありません。キリストは私たちに何を与えよ
 うとしておられるのか、キリストの御心を求めて生きるのが真の信仰です。キリストは、
 十字架直前のゲッセマネにおいて、「この杯を取り去ってください、でも、あなたの御心が
 なされますように」と祈られ、神様が最善を成してくださることを信じ祈られました。
④ 変貌の山において、十字架に向かって進んでいるキリストにモーセとエリヤが現れ、励ましが
 与えられました。ここでの出来事は初めから最後まで栄光でした。その栄光を通して、ペトロ
 も励ましを受けました。キリストが十字架にかけられ、殺されるというのはペトロにとって
 大きな屈辱だったことでしょう。しかし、キリストの顔が太陽のように輝き、衣が光のように
 白くなっているのを目撃して、キリストの十字架が屈辱ではなく、栄光であると励ましを受け
 たことでしょう。キリストへの服従には、時に苦しみが伴うこともあります。しかし、その
 ような時こそ、神様は私たちに様々な方法を通して励ましの言葉を語り掛けてくださいます。
⑤ すべてのユダヤ人が支払うべき神殿税をめぐって、一つの奇跡をキリストは起こされました。
 この奇跡は、キリストご自身の利益のための奇跡ではなく、すべての被造物に対して権力を
 持っておられることを示すための奇跡でした。私たちは信仰生活の中で、神様がすべてを支配
 しておられることを実感できる経験をすることがあります。その証こそ、岩なるキリストを
 土台とする原動力となるのではないでしょうか。
用語解説
① フィリポ・カイサリア地方:この地方は異邦人の地でした。キリストは、ここで静かに12人の
 弟子たちに教えることができると思われ、弟子たちと共にこの地方においでになりました。
 地上での生活もあと数えるほどとなったキリストにとって、弟子たちがキリストこそ救い主で
 あるという真理を理解しているか確認することは、とても重要な事でした。
ディスカッションのためのテーマ
① これまでに与えられた神様からの恵みを振り返ってみてください。それは、皆さんにとって
 どれだけ大きな励ましになりますか。