第12課 吉田浩行

2016年 第3期 地域社会における教会の役割

第12課 終末時代の都市伝道

日曜日 都市の性質
 パウロがコリントに滞在し伝道した時の様子についてE・G・ホワイトの言葉です。「パウロはコリントでいくらかの成功をおさめたが、なおこの堕落した都市の邪悪さを見聞きして、ほとんど落胆しそうになった。異邦人の堕落ぶりを目撃し、ユダヤ人からは軽蔑と侮辱を受けて、彼は激しく苦悶した。そして、そこに見いだされる人材で教会を築こうとすることは知恵のないことではないかと、おぼつかない気持ちになった。パウロがもっと有望な伝道地を求めてこの町を去ろうと計画し、自分の義務をさとりたいと熱心に求めた時、主は異象を通して彼に臨み、そして、言われた、『恐れるな。語りつづけよ、黙っているな。あなたには、わたしがついている。だれもあなたを襲って、危害を加えるようなことはない。この町には、わたしの民が大ぜいいる』。パウロは、このことがコリントにとどまれとの命令であり、またまかれた種を主がふやされるとの保証であるとさとった。力づけられ、勇気づけられて、彼は熱心に、辛抱強くそこで働きつづけた。」『患難から栄光へ』24章「退廃の都コリントにて」より。パウロのように熱心に御心を求めましょう。

月曜日 痛ましい場所
 「使徒パウロの努力は公開の説教だけに限られなかった。この方法では動かすことのできない多くの人々がいた。彼は戸毎訪問に多くの時間を費やし、そうすることによって家庭ぐるみの親しい交際を利用した。彼は病気の者や悲しんでいる者を訪れ、苦しんでいる者を慰め、しいたげられている者を助けた。そして、自分の言うこと行うことのすべてに、イエスのみ名を高めた。」『患難から栄光へ』24章「退廃の都コリントにて」より。痛ましい場所で私たちはどれ程の時間を費やせているでしょうか。

火曜日 都市における種まきと収穫
 「神が与えたもう全精力をかけ、心を低くし、神に全く信頼を置いて働くとき、私たちの働きが実を結ばないことはない。現代の真理についての知識に魂を導こうという確固とした努力は、聖なる天使たちに支援されて、多くの魂を救うようになるであろう。主は断じて、忠実な使命者をお見捨てにならない。主は助けるために天使を遣わして、罪を悟らせ、回心させるために、働きに聖霊の力を添えてくださる。全天はあなたの訴えを保証してくださる。」『伝道』上巻p45,46。私たちが福音を届けたいと思っている相手も、私たち自身も決して神様に見捨てられることはない。伝道は心強い約束です。

水曜日 個人的なものにする
 ページの冒頭、3か所の聖句から友情、社会支援という言葉を連想します。個人的なつながりを築き上げて長く保つには、相手がそれぞれに抱える問題や必要に細やかに対応できなくてはいけません。オンラインの伝道には限界があるでしょう。福音書のキリストの生涯とパウロの伝道から学ぶべき基本は、直に関わり身を削る、ではないかと思います。

木曜日 都市の人々に手を差し伸べる
 「多くの都市における罪悪は増加している。どの手にも、犯罪と不法が働いている。新しい種類の偶像礼拝が社会に導入されている。どの国でも、人の心は何らかの新しい発見に向けられている。無分別な行為、混乱した思想がいたる所にはびこっている。どこも、地上の都市はソドムやゴモラのようになっている。・・・この時に当たって、神の民は全的に神に心を向ける必要がある。というのは、万物の終わりが近づいているからである。心を低くし、主の御心によく気をつけて、都会に迫っている運命について警告するために、神がしなければならないと示されたことを熱心に望んで行う必要がある。」『伝道』上巻p34。