第13課 聴覚しょうがい者用:山路俊晴

2016年 第4期  ヨブ記

第13課 ヨブの品性(ひんせい)

はじめに
 いつでも、どんなことがおこっても、神様を信じ続けていけるクリスチャンとなりたいものです。ヨブは神様から、そのような信仰(しんこう)を持っている人として認(みと)められていました。なぜ、ヨブはそのようなすばらしい信仰を持つことができたのでしょう。今週はヨブがどのようにして神様に忠実(ちゅうじつ)な信仰を持つ人になったかを学び、私たちも神様に忠実な信仰を持てるようにみちびいていただきましょう。

1.ウツ出身(しゅっしん)の人 (日曜日)
 ヨブ記のはじめに、ヨブがどのような人か書いてあります。①「無垢(むく)」な人〈心が清(きよ)らかで汚(けが)れのない人〉 ②「正しい」人 ③「神を畏れ(おそれ)」る人 ④「悪をさけて生きている」人 4つをまとめると、神様と親(した)しく交(まじ)わり、神様が喜ばれる生(い)き方(かた)をしていた人です。そのような人は他(ほか)の人に、神様のことをあらわすようになります。信仰は私たちの心を成長(せいちょう)させ、生活を通(とお)して神様を証(あか)しするような人に私たちを変(か)えます。ヨブは、「あの人は神様を信じている人だ」とみんなから言(い)われました。わたしたちも、人からそのように言われるような人になりたいですね。

2.「乳脂(にゅうし)はそれで足を洗えるほど豊(ゆた)か」(月曜日)
 ヨブはとっても豊(ゆた)かな生活をおくっておりました。しかし、その豊かさを多くの苦しんでいる人のために用(もち)いました。それゆえに、ヨブはみんなから尊敬(そんけい)されていました。ヨブが話をすると、みんなはその言葉(ことば)をきちんと聞きました。若い人から老人まで、ヨブはすばらしい人だと言っていました。貧(まず)しい人たち、死にそうな人、夫(おっと)を失(うしな)った女の人たちや親のいない子供たち、目の見えない人たちや歩(ある)けない人たちを助け、はげましていたからです。

3.心と目 (火曜日)
 ヨブという人は信仰的(しんこうてき)にとても成長(せいちょう)した人でした。見えるところだけを気(き)にするのではなくて、見えない心の中まで、神様にほめてもらえるような生き方をしていました。ヨブ記31章には8回もヨブがさけんでいる言葉(ことば)が書かれています。「もしあるというなら」という言葉です。もし、わたしに間違(まちが)ったことをしたことがあるというなら、もしわたしが神様ののぞまれないような考えや行動(こうどう)をしたことがあるというなら、どんな苦しみやバツを受けてもいいとヨブが言っています。ヨブは心から自分の歩(あゆ)んできたことに悪いところはなかったと思っています。じまんしているのではなく、こんなに多くの苦しみがあたえられているのは、あなたに悪いところがあったといわれていることに、言(い)い返(かえ)すためにヨブがさけんだのでした。こころに悪いことはなにもないと自分でいえるほどに、ヨブが神様の前にきちんと生きていたことはほんとうにすごいことです。いつも、神様のことを考え、こころが成長(せいちょう)するとこのような生(い)き方(かた)ができるようになるのでしょう。

4.岩の上の家 (水曜日)
 神様を信じる信仰(しんこう)は成長(せいちょう)をします。信仰が成長するとき、心が神様と深くつながって、心の中に神様の品性(ひんせい)がコピーされてきます。ヨブの品性の中に、神様の品性が与えられていました。信仰をもって忠実(ちゅうじつ)に毎日生活するとき、神様との信頼(しんらい)がどんなことがあってもくずれないようになります。神様が考えるように考えるようになり、神様が行(おこな)うように行うことができるように神様によって変(か)えられます。このような信仰をヨブは持つことができるまでに成長(せいちょう)していました。それなので、理解(りかい)できない苦しみの中でも、神様をのろったり、裏切(うらぎ)ったりするようなことはけっしてしませんでした。神様と心から交わり、神様から学ぶ生活を続けることがどんなに大切なことかを、ヨブは私たちに教えてくれています。私たちは信仰による成長をもっとしなければなりません。聖書の言葉に従(したが)うこと、心の思いを神様に語(かた)るいのりを熱心にささげること、聖霊の神様の導きを感(かん)じて、すなおに従うことなど、わたしたちが毎日やるべきこと、学ぶべきことはたくさんあります。もっと、もっと成長ができるのです。もっと成長してほしいと神様は願(ねが)っておられます。

5.神の多種多様(たしゅたよう)な知恵(ちえ) (木曜日)
 何千年前に生きていたヨブもわたしたちも、神様のすばらしさをあらわすことが求められています。神様はヨブの中に働(はたら)いて、神様のすばらしさをあらわす品性(ひんせい)を彼のなかにつくられました。ヨブが毎日神様を信頼(しんらい)して、従った生活をしたからです。人々に神様のすばらしさを示すことができる生き方をすることは、ヨブのように人々だけにとどまらずに、天上の神様の世界にも関係(かんけい)します。また今だけでなく、永遠の世界にも影響を与えることになります。罪深い世界に生きる罪深い私たちを通(とお)して、神様はご自分の愛と恵みのすばらしさを全(ぜん)天(てん)に示すことを望(のぞ)まれています。マタイ5:16のイエス様のことばは父なる神様の願いでもあります。「人々が、あなたがたの立派(りっぱ)な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。」

6.さらなる研究 (金曜日)
 もし、天国(てんごく)でヨブと出会(であ)ったらわたしたちはどのように感じるでしょうか。きっと信仰のしっかりした心の大きい人と思うことでしょう。また、とても清(きよ)い方(かた)で親(した)しみのある方と思うでしょう。ヨブは明(あき)らかに、聖霊(せいれい)の神様のみちびきを受け、信仰の道をしっかり歩(あゆ)んで成長している人でした。ヨブ記に書かれている彼の経験(けいけん)は、さらに品性(ひんせい)や心をイエス様に近いものとさせたことでしょう。信仰はイエス様を信じたら終わりではありません。わたしたちの目標は、イエス様が示してくださった神様の品性に近づくことです。ヨブの品性を知るとき、私たちも神様から同じように導きをいただいて、成長(せいちょう)ができることがわかります。わたしたちにも、神様を信頼(しんらい)し、神様のすばらしさを人々に示していく品性が与えてもらえることを、神様に感謝しましょう。そして、神様の栄光(えいこう)をあらわしていきましょう。ヨブのように、毎日神様と交(まじ)わり、神様に従っていく道を歩(あゆ)んでいきましょう。