第3課 海老原行男

2017年 第1期 聖霊と霊性

第3課 聖霊の神性

安息日:「今週のテーマ」
父なる神が「神さま」であることは明白です。イエス・キリストが「神さま」であることも聖書から明らかです。では、聖霊が「神さま」であることは、どうでしょうか。今週は、聖霊が「神さま」であることを考察します。

日曜日: 聖霊と神
 使徒言行録5章にアナニヤとサフィラの物語があります。この夫婦は共謀して、売った土地代金をごまかして使徒たちに差し出したのです。ごまかしたのは欲のため、献金したのは、人からよく思われたかったからです。ペトロは、「なぜ、聖霊を欺いて、土地代金をごまかしたのか」(3節)と言ったあと、「あなたは人間を欺いたのではなく、神を欺いたのだ」(4節)と言いました。聖霊を欺くことは、神さまを欺くこと、ですから聖霊は神さまです。この言葉を聞いて、アナニヤは「息絶え」ました。こんなにも厳しい結果となったのは、初代教会が聖霊の働きによって、あたかも地上の天国の様相を呈していたからであり、彼らの行動はそれを踏みにじり、自らを天国にふさわしくない者の側に追いやったからです。

月曜日: 聖霊の神の属性
 聖霊が神さまとしての性質を持っておられることは、次の4つの面から明らかです。
 1.全知(すべてを知っておられる)、2.偏在(どこにでも臨在され、聖霊のいない所に逃れることはできません)、3.永遠、4.全能(すべてのことをおできになる)

火曜日: 聖書の示唆
 聖書の中には、「聖霊」と言う言葉を「神」と置き換えることのできる箇所がいくつもあります。たとえば、「自分が神の神殿であり」(Iコリント3:16)と「聖霊が宿ってくださる神殿」(同6:19)です。ここでは、「神」と言う言葉を後で「聖霊」と言う言葉に置き換えています。これは、聖霊を神と同一視していることになります。

水曜日: 聖霊による神の働き  
 神さまにしかできない働きを、聖霊はしておられます。聖霊は、私たちの固い、高慢な心に働き、罪を悟らせ、十字架へと導いてくださいます。イエスさまのその犠牲によって罪がゆるされ、清められたとの思いを心に抱かせてくださいます。そして、イエスさまに従いたいとの思いを起こさせ、その思いを日ごとに強めていってくださいます。聖書を読んでいて、イエスさまの愛と優しさに触れ、心満たされ、ひたひたと喜びがこみ上げてくるのは、聖霊の働きによるものです。

木曜日: 聖霊の神性の重要性
 礼拝の終わりの「祝祷」で、「主イエス・キリストの恵み、神の御愛、聖霊の親しき交わりが一同の上にありますように」と祈ります。バプテスマの時に、「父と子と聖霊のみ名によってバプテスマを施します」と宣言されます。三位は一体であり、聖霊は神としての崇敬と讃美を受けるにふさわしい神です。

金曜日:「救済の働きは、父なる神から託され、聖霊の力で、子なる神がなし遂げられる」のです。