第9課 張田佐喜夫

2017年 第1期 聖霊と霊性

第9課 聖霊と教会

はじめに
 キリストは、聖霊を通して教会に臨在されます。聖霊は、キリストが送ると約束された助け主、キリストの真の代理人です。信仰と聖書の教えにかかわる権威の変わる事のない中心で、聖霊が教会を導く時、必ず聖書と一致しています。聖霊に燃えたキリストの群れは、教会というキリストを頭とした共同体となっていかなくてはならないのです。
 私達の真の平和はどこから来るのでしょうか。今週の暗唱聖句前の2節に『一切高ぶることなく、柔和で、寛容の心を持ちなさい。愛をもって互いに忍耐し』と、クリスチャンとして望ましい心の在り方や行いが四つ示されています。この後に生じるのが「平和」であり、人と人との正しい関係が平和をもたらせます。それは、自己否定にかかっています。自分を様々な中心に置いているかぎり、一致は実現しません。しかし、キリストの品性はキリストと結ばれている限り、聖霊を通して私たちを平和へと導きます。
 私達にも『聖霊による一致を守り続けるように努めなさい。』と、パウロは勧めています。聖霊は私たちイエス・キリストを信じる信仰をもつ者たちを結びつけ、平和を与えてくださる神です。自己中心的なふるまいは「平和」を潰してしまいます。
日曜日 聖霊は私たちをキリストに結びつける
聖霊は私たちをキリストに結びつけます。クリスチャンは神に選ばれた者ですが、神が選んで下さったにもかかわらず、選ばれた者の多くは有能な者ばかりではありませんでした。かえって、無に等しいような者が選ばれています。そのような者たちが、聖霊に導かれキリストにあって歩む時、私たちが持ち得てない品性、愛が表現されます。
また、「愛は、すべてを完成させるきずなです。」(コロサイ3:14)とありますように、愛は教会を一致へと導きます。まず第一にキリストと結ばれていないと真の一致はありません。

月曜日 聖霊はバプテスマによって私たちを結びつける
 私たちは、バプテスマを受けて、教会の体の一部になります。私たち自身の能力や努力によって体(教会)の一部となるのではなく、バプテスマと聖霊を通して一つの体となります。頭はキリストです。私たちの自然の姿では、私たち一人一人を結びつけるのは不可能でしょう。性格も、性別も、職業も違います。しかし、聖霊はその一つのしるしであるバプテスマによってわたしたちを結びつけます。

火曜日 聖霊は御言葉によって教会を結びつける
 聖霊は私たちを御言葉によってキリストに結びつけて下さいます。聖書を学ぶ時、必ずお祈りをしてから始めます。この事は、祈りによって聖霊の助けを得て、罪の傾向にある私たちに難解な御言葉を理解させ、キリストに導くのです。

水曜日 聖霊は信仰と教理において教会を結びつける
 御言葉に忠実に歩みたいと思う事は、そこにはイエス・キリストを信じる信仰があります。しかし、私たちは様々な環境の中で生活をしています。私たち自身が持っているものを活用したとしても、教会の中で一致を見る事は難しいでしょう。教会で、信仰で、御言葉で一致できるのは、聖霊の賜物が私たち一人一人や教会に対して働きかけて結びつけてくださるからです。

木曜日 聖霊は宣教と奉仕において教会を結びつける
 キリストは聖霊を通して、特に、宣教と奉仕において教会を結びつけます。教会内の人との交わりや聖書研究での一致は、福音を人々に宣べ伝えたい思いを呼び起こします。聖霊によって押し出され導かれる人は、多くの人に関心を持つようにもなります。聖霊が注がれた結果、教会は『民衆全体から好意を寄せられ』ます(使徒2:47)。
 ※、今週の学びを通して、聖霊はあなたにとって教会にとって、どの様な存在だと思いますか。また、日々、祈り求めていますか。