2017年第2期 第2課 平本 光

第2課 平本 光

2017年 第2期  「わたしの羊を飼いなさい」 ペトロの手紙Ⅰ・Ⅱ

第2課 朽ちない財産

 今週からペトロの手紙Ⅰの内容に入っていきます。ペトロの手紙Ⅰは、聖書の他の書簡のように著者と受取人を明確にしています。「イエス・キリストの使徒ペトロ」から、「イエス・キリストに従い、かつ、その血のそそぎを受けるために、父なる神の予知されたところによって選ばれ、御霊のきよめにあずかっている人たち」に向けての書き送られた手紙です。私たちにも示されている重要な真理を御言葉から学びます。
① 父、子、聖霊によって救われる
・ペトロの手紙Ⅰの1章3-12節は父なる神、イエス・キリスト、聖霊なる神を中心テーマとしています。まず父なる神の豊かなあわれみにより、イエス・キリストを死人の中からよみがえらせ、それにより、わたしたちを新たに生れさせて生ける望みをいだかせ、天にたくわえてある、朽ちず汚れず、しぼむことのない資産を受け継ぐ者として下さったのである。あなたがたの信仰はためされて、火で精錬されても朽ちるほかはない金よりもはる  かに尊いことが明らかにされます。(Ⅰペテロ1:3-7)
・キリストと聖霊によってもたらされる祝福の中で生きるクリスチャンはキリストを見たことがないとしても、キリストを愛し、キリストを信じて、言葉につくせない、輝きにみちた喜びにあふれています。それは、信仰の実りとして魂の救いを得ています。(Ⅰペテロ1:8-9)キリストの復活を信じる者の信仰を通して救いについて語られ、忠実な者たちが将来受け継ぐべきものに目を向け、試練や迫害を通して信仰が本物とされるのです。

② 信仰と望みとは、神にかかっている
  ・キリストを信じる人は、キリストを信じる信仰によって、キリストの救いを受け入れます。キリストを信じる人たち自身この救いに値するようなことを何もしていません。神がイエス・キリストの犠牲を通して、全てのものにこの救いを提供しておられるのです。この救いを受け入れた結果が、信じる者の生活において明らかにされます。
  ・ペトロは信じる者が覚えておくこととして以下のことを挙げています。
   (1)神の御品性― イエスに従うものも聖なるものである必要がある。
   (2)近づいている裁き― 各自の行いによって聖なる方である神が公平に裁かれる。
   (3)贖いの代償―神の子イエスの血が流されるという計り知れない代償が支払われた。
  ・信じる者のイエスとの関係は、必然的に生活に変化をもたらします。礼拝しているお方を証し出来るのは、彼らがどのような人に変えられているか、また行動を通してだからです。

③ 真理に従うことによって、偽りのない兄弟愛をいだく
  ・真理を受け入れて、魂を清め、偽りのない兄弟愛を抱くようになった結果、クリスチャンは清い心で深く愛し合うことができるとペトロは言っています。この愛はイエスの言う友のために命を捨てるほどの自己犠牲の愛、アガペー(他者の役に立とうとする純粋な愛)と表現される愛です。神を見失い、永遠の滅びへと失われている人類のために注がれているイエスの愛なのです。イエスの中にある真理に従うことで、驚くべきことに、このイエスの愛をお互いに生かし合うことが出来るのです。

父なる神は、子なるイエス・キリストを救い主としてお与えになりました。そして私たちは、清められ、従うためにキリストによって選ばれています。私たちはイエスを愛するようになり、彼のゆえに、高められた喜びに満ち溢れています。なぜなら、私たちはイエスの死と復活によって「朽ちない財産」が天にあるという約束を持っているからです。それゆえ、私たちは試練のさなかにあっても、キリストによって私たちが与えられている救いを大いに喜ぶことができます。(ガイド17頁)