第12課 聴覚しょうがい者用:山路 俊晴

2017年 第3期  ガラテヤの信徒への手紙における福音

第12課  聖霊によって生きる

はじめに
 今週の学びは、イエスキリストを信じたクリスチャンがどのように生きたらよいかについてです。聖霊の神様の導きで信仰が与られ、キリストにある自由を与えられているクリスチャンは、その生き方においても聖霊の神様の導きを日ごとに受けて生きていくことが大切です。この生き方は、毎日の戦いの行き方です。毎日自分の中にある罪(自我)と闘い、聖霊の導きでキリストと心をひとつにすることによって勝利を収めていくいき方です。クリスチャンの信仰生活は、毎日が献身であり、毎日が聖霊の神様による成長なのです。信じていればなんとなく救われるというような簡単なものではないです。しかし、日々神様と生きることは、喜びであり、命と愛を体験することでもあります。
 
日曜日(10日)「聖霊の導きに従って歩む」
 パウロはクリスチャンに聖霊によって歩みなさいと命じています。「歩む」とは生きることを意味しています。聖霊の神様が心の中に働いてくださいます。その働きに素直に従って生きることです。多くの人が間違えてしまうのは、自分で考えて信仰の道を自分なりに生きようとしてしまうことです。または、律法の教えに何とか従って生きようとしてしまう間違いです。聖霊の神様が律法に調和した生き方を心の中から導いてくださるので、まずは聖霊の神様の導きを受けることが大切となります。どうしたら、聖霊の神様の導きを受けれるでしょうか。それは、日ごとに、特に朝に、個人的礼拝(神様との交わり)をとおして、心を神様にささげることによります。

月曜日(11日)「クリスチャンの戦い」
 人の心の中には戦いがあります。良心の戦いのようなものですが、クリスチャンになるとさらにはっきりした戦いとなります。パウロは心の中で、「肉」と「霊」が対立していると表現しています。肉とは罪の心です。この心から多くの罪の思いや行為が生み出されてきます。一方、霊とは聖霊の導きで回心した心です。神様と調和することのできる心です。この二つの心が私たちの中にあり、いつも戦いが起こっております。自分がどちら側に立つか決めなければなりません。一度決心して、神様の味方となろうと思っても、毎日戦いがあり、心はほっておくといつの間にか肉の中に引きずり込まれます。私たちの性質の中に罪の性質があるからです。毎日、自分でなく神様におゆだねすることにおいて、日々の戦いを勝利を収めていくことが聖霊の導きに従って歩むクリスチャンの生き方です。

火曜日(12日)「肉の働き」
 次にパウロは、心の中の肉の心と霊に導かれた心がどのような結果をもたらすかについて述べています。二つのリストが書かれていますが、その違いについて考えて見ましょう。まず最初は、最初のリストは「肉の業」とよばれ、言語では複数形で書かれています。たくさんあるということです。しかし、後のリストはあがついている感じです。愛という実が、喜びや平和、寛容などとなって現れてくることを意味しています。そして、パウロは「実」という表現を使うことによって、内側より生み出されてくるものであることを強調、しています。「霊の結ぶ実」は、神様が生み出してくださるもので、決して自分の努力して達成するものではないのです。信仰生活は、神様にやっていただくことで、自分でやっていこうとすることではありません。

水曜日(13日)「聖霊の結ぶ実」
 パウロは「霊の結ぶ実」のリストの最初に「愛」を書くことにおいて、愛の重要性を訴えています。神様から与えられた「愛の結ぶ実」のあるクリスチャンの生活の中には決して、「敵意、争い、そねみ、怒り、利己心、不和、仲間争い、ねたみ」などの人間関係の問題は生じてきません。歴史的にクリスチャン生活の中で多くの問題を生じたのはこの愛の実を結ばないことが原因でした。いまでも、教会内に不和や争いが起きているならば、ガラテヤの教会と同じ状況が起こっていることになり、私たちがガラテヤ人への手紙を学ぶ重要性が増してきます。個人的にクリスチャン生活の中で愛の実を結ばない生活をしているときは、喜びや平和ではなく、文句や批判が多くなってしまいます。聖霊の神様に導かれて、日ごとに愛の実を結べるように祈りもとめていきましょう。

木曜日(14日)「勝利への道」
 クリスチャン生活は勝利を目指しての前進することです。毎日の戦いの勝利の積み重ねが、キリストの再臨を喜びを持って迎えることとなるのです。本当の勝利は天国に入ってイエス様から勝利の栄冠を頂くことです。その時まで、毎日継続的に聖霊の導きを受けた信仰性を送ることが必要です。ガイドの中に「新生の体験が日々新たにされなければならないこと」と書いてあります。このことは、とても大切なことです。信仰は日々新たなものとして受けなければなりません。神様からの愛の結ぶ実を日々受けなければなりません。そのために、自分という肉、私の中に復活するまで死ぬことのない罪を日ごとに十字架にかけて自分に死に、キリストが与えてくださる命で生きる経験を積み重ねていく必要があります。この献身の連続のための戦いこそ、勝利の道となるのです。今日、キリストにあって勝利すること、今日献身をして、天国のすばらしい恵を受けることこそ勝利の道を歩んでいくことです。

まとめ
 今期のガラテヤ人への手紙の学びの中心は、信仰による義です。これは、、自分の信仰でなくキリストの信仰に信頼することにより救われることです。自分で信心する努力をすることでなく、キリストの与えてくださっている救いを信じて全てをおゆだねすることです。今週は、クリスチャンになることと、クリスチャンとして生きることは同じであることを教えています。信仰による義を日ごとに体験することです。聖霊によってキリストが私の中で生きてくださる経験です。「イエスさま、今日一日をあなたにささげます。わたしではなく、あなたが私の中で生きてください。私の思いでなく、あなたの思いを私を通して実現してください」と祈りをもって毎朝、献身していくことです。まちがいなく、再臨に向けてサタンの攻撃が激しく、巧妙になっていきます。全てを知っておられる神様は、今のこのときに、ガラテヤ人への手紙、そして、次期のローマ人への手紙をとおして、私たちを安全に、確かな勝利の道に導こうと働いてくださっております。この恵を受け入れ、心の中で起きている最大の戦いに聖霊の導きを受けて勝利していきましょう。