第14課 青年用:柴田 寛

2017年 第3期 「ガラテヤの信徒への手紙における福音」

第14課 十字架を誇る

今週のポイント
①旧約の預言者に見られる共通のメッセージは「過ちから遠ざかりなさい」であり、パウロのメッセージもそうでした。過ちとは、キリストの十字架を誇らず、この世の知恵や富や力を誇ることです。

②「こんなに大きな字で・・・書いています」(ガラテヤ6:11)の一番の理由は、パウロの目が悪かったのでも、手が悪かったのでもなく、行いによって(信仰なく)救われようとする愚かな道から「離れなさい」と強調して伝えたかったからです。

③「肉について誇る」誘惑は、「人からよく見られたい」に通じます。割礼を受ける誘惑は、当時力を持っていたユダヤ人社会に「いい顔」をして、生きやすくするためでもありました。

④現代において十字架は「聖なる」イメージが定着していますが、当時は、ユダヤ人社会からも、ローマからも「不快」の象徴でした。そのような中で、「十字架を誇る」(ガラテヤ6:14)と宣言したパウロの意図は、人間的な知恵や力で生き抜こうとする、あらゆる「神に敵対するもの」との決別を意味しました。

⑤「真の宗教は、外面的な行為に根差しているのではなく、人の心の状態に根差しているからです」(水曜日)のとおり、私たちの心に「主イエスの焼印」が押されることにより、生き方に変化がもたらされる経験です。つまり、霊的再創造なくして、真の救いはないということです。

ディスカッションのためのテーマ
①木曜日の「問1」および「◆マーク」の問いについて、話し合ってみましょう。
②「主イエスの焼印」が押された者の生き方とは、どのようなものなのかについて、話し合ってみましょう。
③今期の学びを振り返り、特に印象に残ったことを、分かち合ってみましょう。