第6課 青年用:下地 英樹

2017年 第3期 「ガラテヤの信徒への手紙における福音」

第6課 約束の優先権

●今週のポイント
今週は、神とアブラハムが結んだ約束(契約)と、シナイ山にてモーセを通してイスラエルの民に与えられた律法との関係について学びます。

日曜日:律法と信仰
「・・・アブラハムに約束をお与えになった神とモーセに律法をお与えになった神は、同じ神です!・・・私たちは、アブラハムとモーセ、約束と律法をお互いに拮抗させ、一方を受け入れ、他方を退けることはできないのです。・・・神が両方の創始者であるなら、両方のために何らかの目的を持っておられたにちがいありません。」(副読本44頁)

月曜日:信仰と律法
パウロは、「律法の実行」が救いの前提条件ではない、と繰り返し述べていますが、律法を軽視しているわけではありません。パウロは、福音は律法を「確立する」と述べています。

火曜日:律法の目的
律法の目的は、私たちが罪深い状態であることを指摘し、神の恵みの必要性を明らかにすることです。「というのは、律法以前にも罪は世にあったが、律法がなければ、罪は罪として認められないのである。」(ローマ5:13)、「律法がはいりこんできたのは、罪過の増し加わるためである。しかし、罪の増し加わったところには、恵みもますます満ちあふれた」(ローマ5:20)

水曜日:神の律法の存続期間
イスラエルの民は、エジプトでの奴隷生活で、神の偉大さと高い道徳的基準を忘れていました。彼らは、自分達の罪深さと、神の律法を知る必要がありました。そのためにシナイ山にて律法が与えられたのでした。現代においても同じです。律法は、わたしたちに神の偉大さと高い道徳的基準を示し、わたしたちの罪深さを指摘し、その罪を覆って下さる神の恵みを示しているのです。

木曜日:約束の優位性
律法がいかに重要であろうと、それは信仰による恵みを通しての救いの約束に代わるものではありません。それどころか、律法は、この約束がいかにすばらしいものであるかをよりよく理解できるように、私たちを助けるものなのです。(ガイド44頁)

● 用語解説
①アブラハムとの契約・・・神が直接アブラハムと結ばれた契約(約束)。(創世記15章、17章)
②モーセの律法・・・神がモーセを通してイスラエルの民に与えられた教え。(出エジプト記20章)

● ディスカッションのためのテーマ
①現代において、律法はどのような意味を持っていますか?
②約束と律法の間に、矛盾がみられますか?