第3課 聴覚しょうがい者用:柳 鍾鉉

2017年 第4期 「信仰のみによる救いーローマの信徒への手紙」

第3課  人間の状態

暗唱聖句:ローマ3:23
「すなわち、すべての人は罪を犯したため、神の栄光を受けられなくなっており」

今週のテーマ
聖書はアダムの堕落以来、すべての人間は罪人となり、罪の刑罰を受けて永遠に滅びる存在になった事を告げています。 使徒パウロがローマ書7章で神の律法が聖なるもの、正しいものである事を知っているばかりか、善をしようとする意志もあると言いますが、それをする力がないことを嘆いています。 ですからこの世界で誰も自分の力や智恵によって自分を救い得る人は一人もいません。

日曜日:神の力
使徒パウロは福音の中で神の力を見出しました。「わたしは福音を恥としない。福音は、ユダヤ人をはじめ、ギリシア人にも、信じる者すべてに救いをもたらす神の力だからです」(ローマ1:16)。ローマ書1:3で福音は「御子に関するものである」と書かれています。我らの主イエス・キリストのみが聖書が語る福音そのものであり、神はイエス・キリストを通して罪人に律法が要求する完全な義をもたらされました。そして神がキリストを通して罪人に提供される義を罪人である私たちが受ける唯一の方法はキリストに対する信仰のみです。

月曜日:人は皆、罪を犯して
今週の暗唱聖句であるローマ3:23は神から離れて救いに到達していない罪人の哀れな姿について語っています。またローマ書3:10では「義人はいない、ひとりもいない」と断言しています。この地球上には70億人以上の人が住んでいますが、その中で義人が一人もいないとは驚きです。さらに、アダムの堕落以来、この世で存在していた人誰も義人がいなかった事実も私たちを驚かせます。この事実は、私たちは皆罪人で誰かに救っていただかなければ、自分の罪の中に生まれ、生き、そして死ぬしかない哀れな存在であることです。救いへの最初の一歩は、私たちが心底罪深いことと、それに関して何もできない自分自身の無力さを認めることです(聖書研究ガイド、p.20)。

火曜日:進歩?
「人類は進歩しており、倫理観はますます高まり、科学技術は理想郷への案内役を果たすだろう」と20世紀の幕が開けたときに、人々はこのような期待感や希望をもって生きて来たかも知れません。確かに、科学や医学や他の部分において大変大きな進歩を遂げて来ましたが、人類そのものが進歩して来たとは思えないのです。なぜなら、20世紀にも21世紀に入ってからも人類は愛の心を失い、野蛮で暴力的に戦争を起こして人を殺すなど悪い方向へ向かっているからです。それは人間の堕落した状態を如実に見せてくれます。創造主なる神を拝む代わりに色々な偶像を拝んでいる現代社会やそこに住んでいる人間は確実に堕落の道を進んでいます。

水曜日:ユダヤ人と異邦人に共通するもの
パウロはローマ書1章で異邦人の罪を指摘し、ローマ書2章でユダヤ人の罪を指摘しました。そして結論としてローマ書3章で「全ての人は罪人で正しい人はひとりもいない」と語っています。神は色々な方法で神ご自身の存在や愛を示してくださいました。神の律法が与えられていない異邦人には自然界を通してご自分を示してくださいましたし、ユダヤ人には神の言葉が書かれている律法を通して具体的にご自分を示してくださいました。それにも関わらず、異邦人もユダヤ人も自然界を通しても、神の律法を通しても神を見出すことに失敗し、神を畏れることはなく、神を拒む人になりました。

木曜日:福音と悔い改め
ローマ2:5〜10を読んで下さい。ここでパウロは善行の役割を強調しています。神の前で罪人が行なうことの出来る最高の善は何でしょうか?神は罪人である私たちに何を求めておられるのでしょうか?それは福音そのものであるイエス・キリストを ご自分の救い主として信仰をもって信じ受け入れることにほかありません。キリストの十字架の愛を受け入れる人は真の悔い改めへと導かれます。悔い改めは神からの贈り物であり、聖霊の働きの結果であります。

*ローマ書の学びを通して皆様の信仰による義の理解がますます深まるようにと祈ります。