第5課 青年用:下地 英樹

2017年第4期「信仰のみによる救いーローマの信徒への手紙」

第5課 アブラハムの信仰

今週のポイント
 今週は、ローマ人への手紙4章より、「信仰による義認」について学びます。
日曜日「律法」:パウロは、ローマ人への手紙4章において、旧約聖書に登場する2人の人物に焦点を当てて、「信仰による義認」を説明しています。その人物とは、アブラハムとダビデです。
 アブラハムは、「神を信じた」がゆえに義と認められました(創世記15:6)。割礼を受けたのは14年後でした(創世記17章)。アブラハムは、割礼によってではなく信仰によって義とされました。
ダビデは、バト・シェバとの関係において大きな罪を犯しました。律法の多くの原則を破り、有罪宣告を受けました。しかし、彼は神の恵みの業によって、神の好意を取り戻す事が出来ました。律法は罪を指摘しますが、神の恵みの業によって私達は義とされるのです。

月曜日「当然支払われるべきものか、恵みか」:救いとは、自分自身や自分自身の行いに頼ることではありません。義認とは、本来はわたしたちが受けるに値しない、ただ神の恵みの業によってのみ得る事のできるものです。義認を、正しく理解することによって、私達は自分自身ではなく神の愛と憐れみに目を向ける事ができるようになります。

火曜日「約束」:「そういうわけで、全地をアブラハムとその子孫に与えるという神様の約束は、アブラハムが神様のおきてに従ったからではなく、神様は必ず約束を果たしてくださる、と信じたからこそ与えられたことは明らかです。」(ローマ人への手紙4:13)
ローマ人への手紙4:13において、約束と律法が対比されています。パウロは、自分達の救いはいかに律法をよく守るかにかかっていると信じていた、多くのユダヤ人達の誤解を解こうとして、アブラハムは律法の行いによってではなく、信仰によって約束を受けたのだと論じています(ガイド35頁)。

水曜日「律法と信仰」:アブラハムは、信仰によって彼に与えられた約束、年老いた不妊のサラが息子をもうけ、アブラハムの子孫は星のように多くなるという神の約束を信じました。神の家族に受け入れられるのは、信仰プラス割礼でもなく、信仰プラスバプテスマでもなく、信仰プラス他の諸活動でもなく、信仰のみなのです(副読本46頁)。

木曜日「律法と罪」:新約聖書には、律法と福音の両方が登場します。律法は、何が罪であるかを示し、福音はその罪の治療法(イエスの死と復活)を指し示します(ガイド37頁)。

ディスカッションのためのテーマ
① 律法による救いと、信仰のみによる救いについて考えてみて下さい(月曜日参照)。
② アブラハムとダビデについて考えてみて下さい(日曜日参照)。