第13課 城美 崇光

2017年第4期「信仰のみによる救いーローマの信徒への手紙」

第13課       クリスチャンの生き方            

 

はじめに
今期最後の学びが、副題の「クリスチャンの生き方」とはどのようなものであるべきなのかを私たちが自分自身に問いかけるものとなりますように。ローマの信徒への手紙14~16章(最終章)の学びでもあります。どうぞこの3章を読み通して、聖書研究ガイドと共に聖書から私たち(クリスチャン)の生き方に変化を、また確信を持つことができますように、聖霊様のお導きがあることを願っています。

1.兄弟を裁いてはいけない (ローマ14章~)
 14章1節で、「信仰の弱い人を受け入れなさい。その考えを批判してはなりません。」とパウロ先生は言っています。
 イエス様は、からし種ほどの信仰という譬えを用いて信仰について語っておられます。イエス様は私たちに「からし種ほどの信仰」があるなら、「山が動く」と言っています。ですから、イエス様が譬え話で言われる「信仰」とパウロ先生が言う「信仰」には違いがあります。パウロ先生の言う「信仰」は「神様への思いを持っている人」と言っているのかもしれません。その「思い」が弱い人もいれば、反対に強い人もいる。ということになります。
 ここで取り上げられている問題は、「食べ物」に関してですが、その他にも教会に集う兄弟姉妹の中で価値観の違う人に対して十戒という物差しで裁いてはいないでしょうか。
 6節を見てみますと、「すべては神様への感謝から現されるべきものである。」と言っています。加えますと、13節下句から、「つまずきとなるものや、妨げとなるものを、兄弟の前に置かないように決心しなさい。」と言っています。これは兄弟姉妹への配慮です。
 自分にとって良いことであっても他の人、特に教会に集う方達につまずきにならないように努めるようにパウロ先生は勧めておられます。食べ物が清い、清くないという問題はどこの教会でも起こります。しかし、この問題とは別に、パウロ先生はそれが、偶像にささげられた物かどうかは問題ではないと言っていることは、重要な点です。教会でのパトラック(持ち寄り食事会)などで、教会員がつまずきにならないように、お互いに配慮できる素晴らしい教会を目指したいものです。

2.いろいろな日を守る
 現代の教会に、パウロ先生は多くの教訓を残しています。
特に「『特定の日』(安息日と捉えると、より現実的かもしれません。)を重んじる人は主のために重んじる。食べる人は主の為に食べる、神に感謝しているからです。」(ローマ14:6)これらを安息日遵守、健康的な生活習慣を挙げるアドベンチスト教会に当てはめて考えてみたいのです。
「それぞれの事情で教会に来ることが出来ない方にも等しく安息日の祝福を注いでください。」これは、私の礼拝後の祈祷に必ず加える文言です。その方達の中には、病床にある方、どうしても働かなければならない方、働きに疲れ家で休養されている方がいらっしゃいますが、その方達の中には、教会に行けないこと、行かないことに、負い目を感じておられる方が少なくありません。
 私たちは、安息日本来の祝福を体験させて頂かなければなりません。
もちろん、十戒の第四条に基づく安息日を遵守することで受ける祝福は私たちの想像を遥かに超えたものでしょう。
 パウロ先生は、ローマ14章5節下句で、「それは、各自が自分の心の確信に基づいて決めるべきことです。」と述べておられます。
果たして、私たちは確信をもっているでしょうか。雨が降り、風が吹いても揺らぐことのない確信。それは、聖霊様が与えてくださる賜物です。私たちの心の中に、聖霊様が日々宿ってくださいますように。聖霊様が確信を与えてくださる結果がどのようなものであっても、それは私たちの確信です。年末年始、新たに聖霊様を迎えることができますように願っています。