第5課 朴 哲漢

2017年第4期「信仰のみによる救いーローマの信徒への手紙」

第5課       アブラハムの信仰
     

 今週はローマ4:1~17節を中心に学びます。
ローマ4章は、信仰のみによる救いという聖書の教理の基礎となり、宗教改革を引き起こす核心となっています。マルティン・ルターがヴィッテンベルクの教会の扉に「95か条の提題」を掲げたのは、1517年10月31日でした。その後、宗教改革が起こり、カトリック教会(旧教)からプロテスタント教会(新教)が生まれて来た訳であります。500年間忠実なプロテスタントはひたすら前進し、「聖書のみ・信仰のみ」の道を続けています。聖書研究を通して真理を次々と見つけ出し、だんだんと大きな光が与えられています。

「ローマ人への手紙」の構造(色々あると思いますが、下記の二パターンをみてみましょう。)
1.2つに分ける場合(信仰と行いは別々ではなく一つであると結論)
1)信仰のみによる義(律法と福音について説明)    1〜11章
2)義人の生き方(行い)              12〜16章

2.4つに分ける場合  「(   )の中はSSガイドの頁・課です。」
1)人間の絶望的状態とキリストの確実な救い1〜4章
1章:福音を断った異邦人の絶望的状況(21p)
2章:福音を断ったユダヤ人の絶望的状況(23p) 
3章:信仰のみによる救い (4課)
4章:信仰によって義とされたアブラハム (5課)

2)救われた人の自由と特権5〜8章
5章:第二のアダムによる自由(6課)
6章:罪からの自由と従順の喜び(7課)
7章:律法からの自由と感謝 (8課)
8章:死からの自由 (9課) 

3)なぜユダヤ人はその確実な救いに預かれないのか?9〜11章
9章:イスラエルの選び (10課)
10章:律法の目標(終り) (75p) 
11章:イスラエルの残りの者 (11課) 

4)救われた人としてどのように生きるべきなのか?12〜16章
12章:神の子らしい生活 (82, 83p)
13章:政権者に対して / 隣人愛 (84〜87p)  
14章:ローマの教会の問題解決 (89〜92p)
15章:前章の続きと結論 (93p) 
16章:個人的な挨拶 (93p)

 上の4章のテーマに書いてあるように「信仰によって義とされたアブラハム(創15:6)」と同じく私たちも信仰によって義とされ(義認)、救いが賜物として与えられるとパウロは主張しています。
 救済計画の三つの大きな段階を明らかにしています。①神の祝福の約束(恵みの約束)②その約束に対する人間の応答(信仰)③信じる者たちに認められる義の宣告(義認)

 人が律法によって救われるのであれば、ユタヤ人が誇りとしているダビデ王は救われるはずがないでしょう(サムエル記下11、12章)。詩編51章はダビデが真心から悔い改め、神様に叫びながら祈る様子が描かれています。律法(道徳律、十戒)は人を傷つけないため、幸せを保つために必要なものであり、神様はそれが破られないことを願っておられます。しかし、愛する子ども(人類)がそれを犯してしまいました。宇宙の平和、永遠の命、利他的な愛を壊してしまった子どもたち(人類)の罪を背負い、罪の代価を代わりに支払ってくださいました。この出来事を信じることにより人は神様と親子関係に入るのであります(義認)。この関係は1回で終わるのではなく、毎瞬間続くのです。律法(道徳律、十戒)はいつまでも必要だし、それを破るたびに神様の贖いによる仲直り(和解)が続くからです。(聖化)

話し合い:大きな失敗・過ちをしたけれど親からゆるされた忘れられない経験がありますか?