第12課 聴覚しょうがい者用:山路 俊晴

2018年第2期「終末時代の備えーイエスに会う準備をする」

第12課           バビロンと最後の戦い           山路 俊晴 

1.はじめに
聖書にはイエスキリストとサタンとの戦いの歴史(れきし)が書かれています。その戦いを大争闘(だいそうとう)とよんでいます。わたしたちは、この戦いの戦場(せんじょう)に置(お)かれているのです。まもなく、キリストが再臨(さいりん)なされようとすること時代は、今でかつてない大きな戦いへと発展(はってん)しています。バイロンとは、神様に従う人々に戦いを仕掛(しか)けてくる敵(てき)を象徴(しょうちょう)しています。ガイドには「神の民を抑圧(よくあつ)した巨大(きょだい)な政治的(せいじてき)かつ宗教的(しゅうきょうてき)な勢力(せいりょく)」と書かれてあります。今週はまた、ハルマゲドンについても学びます。人類歴史の最後の戦いで、わたしたちが神様と共に勝利するように招(まね)かれているのです。

2.日曜日(17日)「怒(いか)りのふどう酒」
「むしゃくしゃして、誰(だれ)でもよいから殺したかった」と言った青年は、新幹線(しんかんせん)の中で人を傷(きず)つけ、止(と)めに入った人を殺害(さつがい)しました。また、先日、学校帰りの女の子を殺して、線路(せんろ)に捨てた男のニュースがありました。このような悪いことに対して、わたしたちは「ひどい」と怒りを覚えてしまいます。人間の怒りと神様の怒りとは違(ちが)います。罪と悪に対する神様の正しさを神の怒りと聖書に書かれています。神様の大切な人々を罪に落としこめ、苦しませ、だらくさせる事に対して怒られます。ぶどう酒を飲んで酔っ払(よっぱら)った人のように人々をおかしくしさせるのはサタンです。そして、そのサタンの働きを助けて、実際(じっさい)に多くの人々を滅(ほろ)びに導(みちび)こうとする全ての者たちをバビロンと呼んでいます。それにたいして、神様と神様に忠実に従い続ける人々をエルサレムと呼んでいます。バビロンがこの世とその悪の勢力(せいりょく)を示し、エルサレムが神の国と正しい人々を象徴(しょうちょう)しています。

3.月曜日(18日)「バビロンは倒(たお)れた」
今日の題は黙示録14章の3人の天使のメッセージの中にある言葉です。悪いグループのバビロンが倒れたとは、だめになったという意味ではありません。むしろ、その反対です。バイロンが決定的(けっていてき)に悪くなることを意味しています。世の終りに、悪の勢力(せいりょく)は完全に力をむき出しにして、攻撃をしてきます。これは、教会の中でも起こるのです。サタンに惑(まど)わされ、サタンの手下として働く教会、宗教、そして政治的な力が神様に従おうとするものたちを、徹底的(てっていてき)に攻撃(こうげき)してくるのです。しかし、聖書の中には、歴史的にいろいろなバビロンの働きが強力になったときに、いつも神様の守りと助けたあったことが書かれてあります。たとえ敵がどんなに強くなり、迫害(はくがい)をしてきても、神様は忠実(ちゅうじつ)に従う人たちを導(みちび)き、彼らが勝利することができるように働いてくださるのです。神様の裁(さば)きとは、このバビロンに対する神様の攻撃(こうげき)であり滅(ほろ)ぼしであります。最後は神様によってバビロン、そして源(みなもと)のサタンは滅ぼされてしまうのです。

4.火曜日(19日)「ハルマゲドン」
「黙示録」とともに「ハルマゲドン」も良く知られている言葉です。ただ、世の中で「ハルマゲドン」という言葉は、世の終りの戦い、または、生き残りをかけた戦いをイメージしています。映画やアニメなどにいろいろなかたちで用いられています。もともとは、黙示録の中の言葉です。それゆえに、聖書の「ハルマゲドン」について正しく知る必要があります。それは、キリストとサタンとのこの世における最終的(さいしゅうてき)な戦いを表(あらわ)しています。世界中のすべての人はこのハルマゲドンの中に置(お)かれます。これは、心の中で神様に従う信仰を持つか、サタンとこの世の勢力(せいりょく)に従うかの戦いでもあります。すべての人の運命がかかっている戦いなのです。サタンはその全勢力(ぜんせいりょく)を用いて神様の民を攻撃(こうげき)してきます。信仰を捨(す)てるように仕向(しむ)けてきます。神様に従う人々は、到底(とうてい)サタンの勢力に勝てません。しかし、神様への信仰を忍耐(にんたい)して持ち続けるものに対して、既(すで)にサタンに勝利なされたキリストが味方して、永遠の勝利へと導(みちび)いてくださるのです。預言者エリヤが一人でカルメル山で450人もの敵と戦い、見事に神様によって勝利したように、わたしたちも多くの敵の攻撃(こうげき)を受けますが、神様の勝利に預(あず)かるようになるのです。

5.水曜日(20日)「ハルマゲドンとカルメル山(その1)」
「ハルマゲドン」という言葉は、「メギドの山」を意味しています。メギドとは旧約聖書に出てくる地名です。そして、「メギドの山」は「カルメル山」を現していると考えられています。すなわち、ハルマゲドンはカルメル山で行われた預言者エリヤとバアルの神に従う預言者たちとの戦いと深く関係しているのです。それは、武器(ぶき)で戦う戦争ではなく、だれが本当の神様であるかを争(あらそ)う戦いでした。バアルの預言者たちは、バアルこそ本当の神様だと主張(しゅちょう)します。エリヤは彼らの信じているバアルは神でなく、天地(てんち)を創造(そうぞう)されたヤハウェの神様こそ真の神であると主張(しゅちょう)しました。天から火がふってきて、エリヤの備えたささげ物は見事(みごと)に燃(も)やされました。多くの人たちはバアルの神様が偽(いつわ)りの神であることがはっきりわかりました。わたしたちのハルマゲドンは、誰(だれ)を真の神として信じて、従っていくかという戦いです。現代のバアルを実に多くの人々は神として信じております。

6.木曜日(21日)「ハルマゲドンとカルメル山(その2)」
今日のガイドの黙示録16章15節のことが書かれています。この聖句は、ハルマゲドンについて書かれているすぐ前の節です。そこには、次のように書かれています。「見よ、わたしは盗人(ぬすっと)のように来る。裸(はだか)で歩くのを見られて恥(はじ)をかかないように、目を覚(さ)まして、衣を身につけている人は幸いである。」どう意味でしょうか。この聖句は神様からのメッセージです。わたしたちがハルマゲドンへの備えをするためのものです。神様は、いつでも準備をしていなさい。キリストを信じることにより、神様の前に裸ではなく、キリストからいただける義(ぎ)の衣をしっかり着ていなさい、とおっしゃっておられます。ハルマゲドンはこれからさらに激(はげ)しい戦いとなってきますが、既(すで)に私たちの心では始まっている戦いでもあります。キリストを心に信じて、従う生活をする人は幸いです。神様の勝利に預(あず)かり、天国の祝福(しゅくふく)を受けることができるからです。

7.まとめ
今期の学びはキリストの再臨への備(そな)えをなすためのものです。今週は、信仰をしっかり働かせ、キリストとの絆(きずな)を深める経験を個人的にしなさいというお勧(すす)めでした。なぜなら、ハルマゲドンとう運命のかかった大きな戦いがあるからです。世界はサタンによって、この働きへと導かれているのです。政治的なことも、経済的なことも、サタンがこの戦いに向かって備えをなしているのです。ちょうど、バアルの預言者たちがエリヤとのカルメル山での戦いで奮闘(ふんとう)したように、世界はサタンによってバビロンを形成(けいせい)していっています。黙示録17章14節には小羊(しょうひつじ)(キリスト)と共にいるものは、キリストと共に勝利を収(おさ)める預言(よげん)がなされています。わたしたちこそ、神の民として個人的にしっかりキリストに従い続け、勝利をする民なのです。戦いは激(はげ)しくなります。命をかけてもキリストに従っていきましょう。キリストも私たちのために命をかけて十字架で救ってくださったことを覚(おぼ)えて。