第12課 青年用:朴 昌

2018年3期「使徒言行録ー福音の勝利」

第12課            カイサリアでの監禁            朴 昌

● 今週のポイント
① 今週はカイサリアで監禁されたパウロの話を通して、福音を伝える時に自分を守る知恵も必要であること、そして神様の約束を信じることを学びます。
② ユダヤ人たちはパウロが帝国中のユダヤ人の間に騒動を引き起こし、ナザレの分派の異端者であり、エルサレム神殿を汚しているという3つの偽証を通して訴えましたが、パウロは論理的な反論と証拠を用いてその訴えに対抗しました。ユダヤ教とキリスト教を知っていたフェリクスはその訴えが主に宗教の教えの違いと偽証であることを知りましたが、彼は日和見主義者であるため、自分に利益があるように審議を延期しました。
③ パウロは2年間審議が延期され、監禁されましたが、パウロをあまりにも憎んでいたユダヤ人たちはパウロを殺す陰謀を仕掛けました。しかし、新しくユダヤ総督になったフェストゥスは、その陰謀に気づいてパウロを守ります。しかし、彼は前任者と同じようにパウロを政治的目的で利用しようとしましたが、パウロはそれに応じないでローマの皇帝に訴えるローマ市民権の権利を用います。
④ ローマの皇帝に訴えたパウロは、フェストゥスと出会うために来たアグリッパ王の前に自分の事件に対して反論し、福音を伝える機会を得ました。フェストゥスとアグリッパ王は世の中の権力を握っている人々であり、これからのパウロの人生を左右することができる人々でした。しかし、パウロは彼らの前に恐れることなく、神様を証しました。パウロは人ではなく、神様に支配される人であるため、神様の観点をその状況を見ることができ、彼らの前で堂々と話すことができました。
⑤ パウロはユダヤ教の思想と習慣に馴染んでいたアグリッパ王に、自分の改心と宣教者としての使命、そして訴えられる疑いがないことを詳細に弁明する機会が与えられました。
⑥ パウロは自分を弁明する最後のチャンスを通して、その場にいるすべての人々に自分を弁明するだけではなく、信仰と福音を宣べ伝えました。パウロは自分にある危機を神様の知恵によって対応し、そして、その中で福音を宣べ伝える偉大な宣教者です。それができたのは主の約束があったからです(使徒23:11)。危険な宣教の旅でしたが、実は主が守ってくださる安全な宣教旅でした。

● 用語解説
① 日和見主義:一定の原理・原則にとらわれず、事の成り行きをうかがって、どちらでも自分の都合のよい方を支持する態度を取ること。機会主義、投機主義とも言う。

● ディスカッションのためのテーマ
① 伝道や信仰生活をする上で神様の約束を信じることはどれほど大切なのかを話し合いましょう。