第13課 青年用:松本 裕喜

2018年3期「使徒言行録ー福音の勝利」

第13課             ローマへの旅             松本 裕喜

● 今週のポイント
① 今週は、ローマに行くことを願っていたパウロが、紆余曲折を経て、どのようにローマへと導かれたのかを学びます。その行程において、パウロがどのような態度や行動を取り、それが証しとなったことをも学ぶことができます。
② ローマへの旅は風に影響された困難が伴うものでした。聖書の中にある「パウロの宣教旅行」の地図を見ながら、「良い港」からマルタ島まで船が流された距離を測ってみてください。相当な長い距離を暴風の中で流されていた彼らの心境を考えてみましょう。そんな中でも命を失うことはないという神の約束に信頼したパウロの信仰を考えてみましょう。私たちは何を学ぶことができますか。
③ 暴風の中でもパウロは百人隊長や兵士たちに指示を出し続けていました。当初はパウロの指示を聞き入れなかった彼らが、パウロの指示を聞き入れるようになっています。暴風の中でもパウロは神を証しするような行動を取っていたからでした。
④ マルタ島という見ず知らずの島に流れ着いたパウロは、そこでも神を証しする出来事に遭遇しました。マルタ島で信者が増えたとか教会ができたという記録はありませんが、パウロによって人々の心に福音の種が蒔かれたことは間違いないでしょう。
⑤ ローマに到着後、神の導きによってパウロの望み通りローマで福音を伝え続けたことがわかります。パウロがローマで福音を伝えたことは、それはある意味でイエスが言われた「地の果て」に達しているようなものでしょう。私たちにとっての「地の果て」とはどこでしょうか。私たちが今置かれている場所、これから遣わされようとしている場所、または可能な限りの範囲で伝道できる場所や機会が、私たちにとっての「地の果て」なのかもしれません。そこで私たちは、イエスが約束されたように聖霊を受けて、「わたしの証人となる」のです。

● ディスカッションのためのテーマ
① パウロのように忠実で、献身した主の僕がなぜ、これほど耐え忍ばなければならないのでしょうか。彼の体験から、私たちはどんな教訓を得られますか。(日曜日の質問より)
② パウロは、彼が体験したあらゆることにもかかわらず、決して彼の信仰や使命を捨てませんでした。ローマでも、自由は制限されていましたが、彼は宣べ伝え続けました。福音をだれかに伝えることをあきらめたくなるとき、私たちはどうしたらよいのでしょうか。(94頁、「話し合いのための質問」より)