第10課 聴覚しょうがい者用:柴田 寛

2018年第4期「キリストにおける一致ー他者と調和しつつ生きる」

第10課           一致と破綻した関係             柴田 寛

(※ルビ付きの原稿はPDFからご覧ください)

1.今週のテーマ
 教会に人間関係の問題はつきものです。今週の学びでは、それらの問題が教えてくれる大切な教訓と、その先にある一致の可能性について学びます。

2.修復された友情(日)
 パウロとバルナバは、第2回目の伝道旅行にマルコと呼ばれるヨハネを同行させるかどうかで意見がぶつかり、結局パウロはシラスと、バルナバはマルコと組み、別行動をとることにしました。パウロの目には、マルコは臆病でやる気のない失格者とうつったからです。しかし、それから約10年後、パウロとマルコは互いに成長し、信頼しあうチームとなりました。
 このマルコの存在を通してパウロは、賜物が多いか少ないかで人を見るのではなく、賜物は互いを助け合うためのものであること、ゆえに、自分を失望させた相手をゆるすべきである、ということを学んだのでした。そのことを悟ったとき、ひとつになることができたのです。

3.奴隷から息子へ(月)
 オネシモはフィレモンのもとから逃亡した奴隷でした。ローマの獄中でパウロと出会ったことで回心し、その心が癒やされていきました。同じように、パウロが獄中からフィレモンに書き送った手紙によって、フィレモン自身の心も変えられ、逃亡奴隷であったオネシモを「一人の人間、主を信じる者、愛する兄弟」(フィレモン1:16)として迎え入れる準備ができたのです。これはパウロの牧会的な働きによるもので、教会にあるべき一致でした。

4.一致のための霊的賜物(火)
 賜物は競争のためではなく、福音を広める奉仕のために与えられています。ゆえに賜物に優劣はありません。「兄弟愛をもって互いに愛し、尊敬をもって互いに相手を優れた者と思いなさい。」(ローマ12:10)という御言葉は、私達がお互いの賜物を用いて、他の教会員の働きをおぎなう時に実現します。

5.赦し(水)〜まとめ(金)
 教会の中に赦せない人がいる時、私たちがイエスさまから赦されていることを覚えましょう。それを覚えた時、はじめて人を赦し受け入れることができます。赦しはあなたを自身を癒やし、教会に一致と回復をもたらします。