第3課 青年用:下地英樹

2018年4期「キリストにおける一致ー他者と調和しつつ生きる」

第3課         すべての人を一つにしてください          下地 英樹

● 今週のポイント
① 今週は、ヨハネによる福音書17章に書かれている「イエスの祈り」を通し、イエスの願っておられる一致について学びます。
② ヨハネによる福音書17章には、十字架にお架かりになる前のイエス・キリストの祈りが書かれており、その祈りは三つの部分に分けることができます。一つ目は「御自分のため」(17章1節〜5節)、二つ目は「弟子たちのため」(17章6節〜19節)、三つ目は、「この後の時代にイエス・キリストを信じる者たちのため」(17章20節〜26節)の祈りです。
③ イエス・キリストは、御自分のために祈られました。それは、御自分が献げ物として献げられる時が来たからであり、神の栄光を現し、使命を果たすために力を必要としておられたからです。
④ イエス・キリストは、弟子たちのために祈られました。彼らは、まもなく主に対する信仰を失う深刻な危機に直面するからです。イエス・キリストは、この世のために祈られたのではなく、弟子たちがこの世の悪から守られるように祈られました。
⑤ イエス・キリストは、弟子たちの一致のために祈られました。「亡くなる前の最後の時間におけるイエスの重荷は、弟子たちの一致」(副読本24頁)でした。イエスの願っておられた一致は、父なる神とイエス・キリストの間に見られる一致でした。「そのような一致は、人間には実現できません。それは神の恵みの結果、賜物でしかありえません。」(聖書ガイド20頁)
⑥ イエス・キリストは、未来のキリストを信じる者たちのために祈られました。未来の信者も一致するように祈られました。「イエスがこの祈り(ヨハネ17:20−26)の中で言っておられる一致は、父なる神と子なる神との間のように、愛と目的で一致することです。」(聖書ガイド21頁)
⑦ イエス・キリストは、父なる神からすべての人を支配する権能が与えられ、それ故に神から委ねられている人すべてに、永遠の命を与えることができます。永遠の命とは、神を知ることであり、神から遣わされたイエス・キリストを知ることです。(ヨハネ17:2、3)
⑧ 「永遠の命は、父なる神との個人的な関係を通して現実のものとなります・・・神を知ることができるのは、神と交わりながら生きていく体験によります。・・・意味深い神との関係に到るそのような知識(神の救いの知識)こそ、神の民の一致のまことの源泉なのです。」(副読本23頁)

● ディスカッションのためのテーマ
① ヨハネによる福音書17章に書かれている「イエスの祈り」について考えてみてください。イエス・キリストは何のために、だれのために祈られましたか?十字架にお架かりになる前の、イエス・キリストの関心事は何だったでしょうか?
② 「クリスチャンの間における一致」について考えてみてください。特に、他教派のクリスチャンに対して、どのように関わりを持つべきでしょうか?(水曜日参照)
③ 「エキュメニカル・ムーブメント(教会合同運動)」と「クリスチャンの一致」について考えてみてください。