第3課 聴覚しょうがい者用:島田 隼人

2018年第4期「キリストにおける一致ー他者と調和しつつ生きる」

第3課         すべての人を一つにしてください          島田 隼人

(ルビ付きの原稿はPDFからご覧いただけます)

1.今週のテーマ
 罪によってバラバラになってしまった世界を、十字架における愛によって「一つ」にすることが神様の目的です。「一つ」になることの意味を、イエスさまの祈りから学びます。

2.御自分のために(日)、弟子たちのために(月)、わたしを信じる人々のために(火)
 ヨハネによる福音書17章のイエスさまの祈りは、3つの部分に分かれています。すべての部分においてイエスさまは「一つ」になることの重要性を教えてくださっています。

①御自分のための祈り。(ヨハネ17:1〜5)
 イエスさまは、まず十字架へと向かう御自分のために祈りました。父なる神さまと「一つ」になることを祈られたのです。イエスさまは父なる神さまを個人的に「知って」いました。聖書の中で「知る」というのは、一つとなる・つながるという意味を持ちます。
 神さまについて知ることと、神さまを個人的に知ることには大きな違いがあります。
例えば、ハワイについて知ることはテレビや本でできます。それに対してハワイを個人的に知るとは、自分がハワイに行ってハワイを体験することなのです。その時、はじめて本当の意味でハワイを「知る」者となるのです。

②弟子たちのための祈り。(ヨハネ17:6〜19)
 次にイエスさまは愛する弟子たちが守られるように祈られました。ねたみや嫉妬(しっと)が弟子たちの一致を壊していた場面を見ておられたイエスさまは、弟子たちが「一つ」となってこの世の悪から守られるように祈られたのです。

③弟子の言葉によってイエスさまを信じる者たちのための祈り。(ヨハネ17:20〜26)
 最後に、弟子たちの宣教によってイエスさまを信じる者たちのために祈られました。この中に、私たちも入っているのではないでしょうか。未来の信者が「一つ」になること、未来の教会が「一つ」になるようにとイエスさまは祈ってくださったのです。
イエスさまを中心に信者・教会が「一つ」となるために、まず私たちが個人的にイエスさまを知る者となりたいと思います。

3.クリスチャンの間における一致(水)、愛によって共有する一つの愛(木)
 私たちアドベンチスト教会は他教派のクリスチャンとどのような関係を持つべきでしょうか。私たちは残りの民であり、真理を持っているから他教派のクリスチャンとは関わらない方が良いのでしょうか。それとも、真理を託されている民だからこそ、多くの人と交わることが大切なのでしょうか。
 以前、文書伝道をしている時に他教派の牧師先生とお話しをする機会がありました。その時に、このようなことを言われました。「アドベンチスト教会さんはクリスチャンの集まりにはなかなか出て来ないよね。もっと出てきて欲しいな。」とても考えさせられました。
 出て行って交わらなければ、何も始まらないのです。そして「一致」もないのです。
「一致」させてくださるのは神さまの力です。そのことを常に覚え、私たちはアドベンチストとして他の人々と交わりたいと思います。イエスさまから受けた愛による交わりを持つならば、「一つ」にならないはずがないのです。十字架によって示された神さまの愛を日々求めたいと思います。