第4課 聴覚しょうがい者用:柳 鍾鉉

2018年第4期「キリストにおける一致ー他者と調和しつつ生きる」

第4課               一致の鍵                柳 鍾鉉

(ルビ付きの原稿はPDFからご覧いただけます)

 今週は一致の二つの側面について学びます。一つは教会における一致であり、もう一つは宇宙における一致です。このような一致の源はキリストです。私たちは今週の聖書研究ガイドを通して教会の頭であるキリストに繋がることで教会の内外で一致を見出せることを学びます。

2.日曜日:キリストにおける祝福
 エフェソ1:3~14には、「キリストにおいて」という表現が何度も繰り返され書かれています。同じ表現を書く理由は特別に強調するためです。神がキリストにおいて私たちに霊的な祝福を与えたのは、ご自分の養子として迎え入れ、神の相続者として定めてくださったことです。神の御心は独り子であるキリストを信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得ることです(ヨハネ3:16)。神はキリストを通して既に全ての人に救いを提供してくださいました。問題は、神の恵みと愛に対して私たちがどのように応じるかです。

3.月曜日:壁を取り壊す
 イザヤ書59:1、2には、罪が神と私たちの間を隔て、神の御顔を隠していると記されています。罪が神と私たちの関係を邪魔し、妨害し、妨げているのです。この罪の壁を壊したのが十字架のキリストです。キリストの十字架はすべての人種、民族、宗教、文化、言語、職業、身分などの壁を壊し、救いをもたらします。 私たちはキリストにおいて神の民となり、一つになります。昔のエルサレムの神殿には幾つかの部屋で区切られました。異邦人が入れる部屋もあれば、ユダヤ人しか入れない部屋もありました。もし、異邦人がユダヤ人しか入れない部屋に入れば、律法を破ることになり死刑に処せられます。神は異邦人とユダヤ人を分け隔てるような方ではなく、キリストを救い主として信じ受け入れる者すべてに救いを与えてくださるお方です。

4.火曜日:一つの体における一致
 エフェソ4:4~6で使徒パウロは「体は一つ、霊は一つ」だと言っています。それは、私たちが一つの希望にあずかるようにと招かれているのと同じだと話しています。主は一人、信仰は一つ、バプテスマも一つ。キリストにおいて、私たちは一致を保っていて決して分裂しません。ヨハネ17章で、キリストは弟子たちや弟子たちを通じて主を信じる多くの人々のために「一つにしてください」という長い祈りをゲツセマネの園で神に祈り求めました。神は私たちがキリストの満ち溢れる豊かさになるまで成長する(エフェソ4:13)ことを願っています。

5.水曜日:教会の指導者と一致
 ローマ書13:1で使徒パウロは「人は皆、上に立つ権威に従うべきです」と勧めています。なぜなら、その権威は神から許され与えられているからです。神は教会に牧師や伝道者などの霊的な指導者を立ててくださいました。彼らには神から特別な指導の霊的な賜物が与えられています。神がそれらの人々を教会に与えたのは、教会を造り上げるためであり、教会の指導者は、一致を育み、促し、勧める尊い働きをします。イエスは人に仕える良き模範を示されたように教会の指導者たちもキリストに従うべきであり、教会の信徒たちは上に立てられた指導者の霊的な権威を尊重し、従うことによって互いに教会を造りあげなければなりません。

6.木曜日:キリストにおける人間関係
 エフェソ5:22~6:9までは家庭や教会や社会における様々な関係について書かれています。夫婦関係、親子関係、主従関係です。いずれの関係に対しても、使徒パウロはキリストにあって霊に満たされ互いに愛することや仕えることを強調しています。パウロは夫婦関係をキリストと教会の関係で説明しました。キリストがご自分の命を捨てるほど教会を愛したゆえに、夫は妻を愛し、教会がキリストに仕えるように、妻も夫に仕えることを強調しています。そのような関係の中で、わたしたちはキリストにおける一致を見出すことができます。