第6課 聴覚しょうがい者用:下村 和美

2018年第3期「使徒言行録ー福音の勝利」

第6課              ペトロの伝道              下村 和美 

(※ルビ付きの原稿はPDFからご覧ください)

1.安息日午後(8/4)
 イエス・キリストの弟子のペトロが地域にイエス・キリストの救いを伝えはじめる。この時期からユダヤ人以外の人々にもイエス・キリストの救いが広がりだす。今週の研究は世界に向けて広がりだしたイエス・キリストの救いに対する迫害と迫害の影響について学ぶ。

2.日曜日(8/5)「リダとヤッファで」
 今日の学びは、イエス・キリストの救いが広がりだしたユダヤの沿岸部をペトロが訪問、そこで8年間も中風の病気で苦しんでいたアイネアに対してペテロがイエス・キリストように癒しの奇跡を行う。このペトロの奇跡の話を聞いたリダとシャロンの海岸平野の人々も神様に立ち返る。同じように、この奇跡の噂がヤッファという町にも伝わる。そのヤッファでタビタ(ギリシア語でドルカス)という女性が死んでしまった。このタビタは生きている時、貧しい人々の下着を作るなどして、人々に大変良く慕われていた。ヤッファの人々はペトロにタビタをよみがえらせてもらえるように頼む。そしてペトロを通して働いて下さった神様によってタビタはよみがえる。

3.月曜日(8/6)「コルネリウスの家で」
 ペトロがアイネアとタビタの奇跡を行った後、ヤッファの革なめし職人シモンの家に滞在していた時。ヤッファの町から40キロ離れたカイサリアという町に、当時、ユダヤの国を支配していたローマ帝国の軍隊がいた。その軍隊の中に百人の人を指導するコルネリウスという百人隊長の家族が住んでいた。このコルネリウスの家族は神様を信じない国の人であったにも拘らず、神様を信じて礼拝し、人々に親切だったので、周りの神様を信じているユダヤ人から慕われていた。このコルネリウスに神様からヤッファにいるペトロを呼びに行くようにと幻が与えられ、3名のコルネリウスの部下がペトロを呼びに行く。その時ペトロは、昼の12時ごろ家の屋上に上がって神様に祈りをささげていた。すると神様からペトロに「清くない動物や汚れた動物」を神様が食べなさいという幻を3度も与えられる。この神様からの幻を通してペトロに神様は、神様から見て「清くない人や汚れた人は誰もいない」ということを示した。その幻の後だったので、いつもなら清くない人と触れることを避けていたユダヤ人のペトロは、コルネリウスの部下と共にコルネリウスのいるカイサリアに向かう。

4.火曜日(8/7)「霊の賜物」
 カイサリアで神様を受け入れていない国の指導者であったコルネリウスがユダヤ教を受け入れるために必要な三つの要求の一つである割礼を受けないままペトロから神様の子供となるバプテスマを受けた。これに対して、割礼を受けているユダヤ人から反対意見が上がり、割礼を受けてからイエス・キリストを信じるようにと訴えられた。これはユダヤ人達が長い間、他の国に占領されたり、他の国の習慣に脅かされたりしてきたことにより、自分達に神様から与えられた信仰を大切に守るため、他の国の人と交わりを避ける伝統を作り上げてきたことによる。また、ペトロがコルネリウスの家族と食事をしたことで何か悪い事が自分達に起きないかと心配したことも重なった。そこで、ペトロは今までに起こった幻やコルネリウス達の上に神様からの霊の賜物(贈り物)が降りたことを知らせた。そのことを聞いた人々は、決して自分達の努力ではなく、神様の子供になることは神様からの贈り物であることに気付かされる。こうして神様を受け入れてこなかった国の人にも神様からの贈り物として、イエス・キリストを信じる救いが与えられた。

5.水曜日(8/8)「アンティオキアの教会」
 こうして真の神様を信じない人々の国へ、イエス・キリストを信じる救いが広がって行く中、イエス・キリストを信じたユダヤ人は迫害され、ユダヤの国の首都エルサレムから追い出される。その追い出されたユダヤ人がアンティオキアという異国の町に来てみると、自分達ユダヤ人はユダヤ人にしかイエス・キリストのことを話して来なかったのに、他の地方からアンティオキアに来たギリシア語を話すユダヤ人たちやエルサレムからアンティオキアに来たギリシア語を話すユダヤ人たちは、ユダヤの言葉を話さないでギリシア語を話す人たちにイエス・キリストの救いをどんどん広め、受け入れられていった。これを見たユダヤから迫害を逃れてきた人々は、慌ててユダヤのエルサレムにいるイエス・キリストの弟子の一人であるバルナバをアンティオキアに呼び寄せた。そのバルナバは自分の働きを助けてもらうためにタルソの町に居たパウロを呼び寄せる。そして、丸一年アンティオキアでイエス・キリストのことを伝えた。すると、伝えられたの多くの人々が、いつもイエス・キリストのことばかりを話しているのをアンティオキアの人々が見て、この人たちのことを「クリスチャン」と呼ぶようになった。

6.木曜日(8/9)「ヘロデの迫害」
 そのアンティオキアからユダヤに戻って来ると、なんとイエス・キリストの弟子の一人であったゼベダイの子ヨハネの兄弟ヤコブが、当時のユダヤの王ヘロデに処刑された。ヘロデはイエス・キリストの十字架の救いを信じないユダヤ人達に気に入られようとしてヤコブを殺した。ヘロデ王は次にペトロも捕らえられて牢屋に入れてしまう。しかし、ペトロの処刑の日の前夜、神様の天使はペトロを牢屋から奇跡的に連れ出し、安全に仲間のところへと導く。一方、ペトロを逃がし、神様に栄光を返さなかったヘロデ王は演説中に天使に撃たれて死んでしまう。