第9課 聴覚しょうがい者用:藤田 昌孝

2018年第3期「使徒言行録ー福音の勝利」

第9課             第2次伝道旅行              藤田 昌孝

(ルビ付きの原稿はPDFからご覧ください)

1.安息日午後:パウロ、バルナバと決別か? 使徒15:39
 第2次伝道旅行は思いがけない幕開けとなる。誰を同伴するかでパウロとバルナバの間に激論がかわされた。バルナバはいとこのマルコを。パウロはシラスを連れて分かれる。ただし、これによって、伝道チームが二倍になる。有能な若手が育つことにもなる。
 しかも後に、パウロはバルナバを無二の同労者として紹介し(Ⅰコリント9:6)、マルコを有益だと評価している(Ⅱテモテ4:11)。

2.リストラに戻る(日曜日)
・忠実な弟子テモテの登場!! 使徒16:1
 ルステラとはパウロが迫害のため瀕死の重傷を負った地。だからこそ、その地に住む信徒を気づかっての再訪であろう。
 そこでパウロは生涯の弟子テモテを得る。テモテは父がギリシャ人、母がユダヤ人。ギリシャ文化とユダヤ文化を兼ね備えていた。異邦人伝道にピッタリ。国際結婚の場合、子供は母方の国籍を継ぐので、テモテはユダヤ人。しかしテモテは父の影響か割礼を受けていない。そこでテモテは割礼を受けることになる。それは伝道のため。ユダヤの会堂で福音を伝えるため、ユダヤ人にはユダヤ人のようになる。

・聖霊によるストップ!?何故? 使徒16:6
 パウロ一行は聖霊によって計画変更をよぎなくされた。なぜ?答えは16:10。ここで使われる「確信」という言葉はギリシャ語で「結論を得る」という意味。パウロは夢を通して展望が示された。マケドニアを通ってローマに進む展望だ。

3.フィリピ(月曜日)
・ローマへの初めの一歩 フィリピ 使徒16:12
 フィリピはローマの植民地。当時世界の中心ローマへの初めの一歩がフィリピだった。

・凄腕商人ルデヤの心が開かれる! 使徒16:14
 パウロは安息日を守るため、まだ会堂がなかったフィリピの川岸に出向く。そこでパウロは神を敬うルデヤという女性と出会う。彼女は遠くマケドニアまで商売のために来ていた凄腕の商人。み言葉を聞き、心が開かれ、聖書が主イエスを語っていることを悟る。

・救われた看守と家族 使徒16:31
 「主イエスを信じる」とは何? それは① 罪を認め、新しい生き方に向かうこと。
② イエス様を救い主としてお迎えし、身代わりの償いを受け入れること。
③ 「主イエスを」を直訳すると「主イエスの上に」。イエス様を生活の土台にすること。

4.テサロニケとベレア(火曜日)
・ローマへのさらなる一歩!! 使徒17:1
 テサロニケはマケドニア州の州都。世界の首都ローマへ一歩一歩近づいてゆく。

・救いにあずかるベレアの素直な人々!! 使徒17:12
 テサロニケの幾人かはパウロに従う(使徒17:4)。一方ベレアの人々は多くの者が信者になった。なぜ? 答えは① ベレアの人々は素直であった。公平であった。 ② 熱心にみ言葉を聞いた。 ③ 毎日聖書を調べていた。

5.アテネのパウロ(水曜日):ギリシャ人にはギリシャ人のように!! 使徒17:23
 パウロはギリシャ人にはギリシャ人のようにキリストを証した。内容は三つ。
① 創造主である神様 ② 世界と歴史の支配者である神様 ③ 審判者である神様
これを聞いた大部分の人はその場を去る。パウロの伝道は失敗したのか?私たちは評価すべきではない。伝道はすべて神様のみ手の中でなされる「神様の業」への参与。すべての決着は神様がなしてくださる。

6.コリントのパウロ(木曜日)
・パウロ、逃げ腰か? 使徒18:9、10  Ⅰコリント2:3
 宣教の業も、とうとうギリシャの主要都市コリントまで達する。ところがパウロはどこか逃げ腰。アテネ伝道に失望したのか?堕落したコリントに不安を覚えたのか?
そこで神様はパウロをお励ましになる。励ましの根拠は3つ。① 主が共にいる ② 危害を加える者はいない ③ わたしの民がたくさんいる。

・パウロ、エフェソを去る 使徒18:20、21
 エフェソはアジアの州都。人々は残ってほしいと願っている。なぜ早々に船出?
パウロは自分の希望は人々の親切や勧めによって心を動かされたりはしない。パウロにとって「神様のみこころ」が第一であった。この後パウロは「神様のみこころ」によって、エフェソを再訪するが、そのときはどこよりも長く3年も留まる。
 私たちも聖書を通して「神様のみこころ」を正しく判断し、「みこころ」に従って行動する者でありたい。